私は犯罪をした、赤の他人を殴り暴行障害で逮捕された。
事件当時、私は怒っていた。
怒りは不特定多数に向けられていて、殴る相手は誰でもよかった訳ではないにせよ、
見ず知らずの他人でよかった。
実際に赤の他人を殴り、私の中の怒り、悲しみ、怯えは少し解消された。
だが今でも消えない感情がある。
それは本当に悪いのは俺じゃない、という気持ちだ。反省すべきなのは俺ではなく大衆の側の人々だという気持ちだ。
今やついに俺は世界の中で独りきりになった。
今やもう誰も俺の理解者になろうとは試み無いだろうか。--否！
なぜなら、
私の怒り、それはすでに自己自身が知っている善を守ろうとしたための怒りだったに違い無いし、
また、私がすでに自己自身が知る善をここに書けば犯罪者の善とは何かを求める人が目を通すはずだ。
私の不満は労働環境で発生している。
俺は労働環境で優しいことつまり労働をしようとしていた、自然にである、強制ではない。
俺は優しいことがやりたかったはずだ。
プログラミングの勉強だってそのためにやっていた、愛されるため、人々のためのつもりだった。
プログラマーを目指す前はミュージシャンを目指してフリーターをしていたがそれも若かったし未熟だったかもしれないけど愛されるため、人々のためのつもりだった。
私の動力、それは善の意識と美意識だったはずだ。
愛すべき他者と助け合い、愛すべき他者と満たし合う精神だ！
まずそれが活動のそもそもの目的だ、楽器を買ったのもおしゃれをしたのもそれが目的であった。
作成
学習
サービス
購買
貸借
アドバイス(批評、批判も含む)
これらの活動が先に書いた精神にのっとっている限りは、それを邪魔するのは良くない。
この精神は、目的、と読み替えても構わない。
私の怒りの対象にはそれが無いのである。
故にそのための善悪も怒り悲しみも無い。
つまりまず愛し合うべき人を知らなければならないのである。(助け合いの対象、満たし合う対象。)
機械と動物の違いのようなものかも知れない。
そしてやはり機械と違い、憧れの人のようになりたい、好きな仕事がやりたいという願いを人はもつ。
この願いも先に書いた活動の精神、活動目的を無視していない。
だが先に衣食住などの欲望が充足される保証があってこそだが。
どうやら憧れの人と同業である必要は無いようだ。いや、だが真の意味では同業者かもしれない。
善いと思うことをやるという意味で。
人が自己自身を守るために行うことは大体において善いことであり可愛らしいことだ。
だが私がついついやってしまう自己自身の私利私欲自己保身のためだけの嘘、偽り見栄のための発言、これは善では無い。
何故なら優しさではない。
人は真実、善意、優しさが永遠に自分のものであることを欲する。
人は真実つまり善意に動かされるものであることを欲する。
そして自ら欲される善い人になることを目指すことで、他者と助け合い満たし合う関係を作り上げることを目指すのである。
もしも嘘なのに優しさであればそれは善であり精神であり今ここに無くて将来的な目的になるかもしれないが、真実だが失礼なものに関しては努力不足だ、真実を優しく伝える術が必要だ。
善とは真実とは、つまり永遠の優しいものなのである。(サステナビリティ。)
善、精神、目的はいつも責任感や義務感とともにあるわけではなく、むしろそれらの緊張感から解放された美意識によって行われることもある。
ストイック過ぎる状態からの解放を目的とした優しさである。
怒りと悲しみの正体、それは優しさや美意識が私に備わっているからにほかならない。
要は邪魔され抑圧された優しさの表現だ！俺が本気だしたらもっと優しくて愛されるものを目指せるぞってことなのだ。
優しさのために悔い改めるべき部分は改め、もう一度生まれ変わるぞ。
今度こそ未来を優しくしてやる。
続く
強く美しいものの永遠のため、重要なことに気づいたかもしれない。
それは水や木の最終的に流れ着く地点について考えることと、
肉の最終的に流れ着く地点について考えることが似ているということである。
たとえば私の寿命が終わる日が来たとして、血や、肉体や、骨は、つまりただ単に循環するだろう。
魂や精神性なるものをそれよりもより動かないものに記憶させることができれば、肉体よりはその強さ美しさを長い時間生きることになる。
肉体よりも長く生きることができるかもしれない精神を作品にこめる。
そして精神もまた流れるだろうか。
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